卑弥呼の時代―ここまでわかった「邪馬台国」 (天理大学の古代史教室)
・刊行:1992/11
・著者:近江昌司、川村邦光、竹谷俊夫、松村一男、置田雅昭、柴田紀男、巽善信
・出版:学生社

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邪馬台国をめぐる謎はどこまで解けたか。歴史学・考古学・神話学・民俗学・民族学等天理大学の第一線の研究者が総力をあげて歴史の空白に挑む。

このうち、邪馬台国の所在地比定に論究しているのは、竹谷俊夫「朝鮮半島と邪馬台国」、置田雅昭「邪馬台国を語る遺跡」。いずれも邪馬台国畿内説。ただし、所在地比定が主眼の講演ではないので、いずれもその論拠などを明確に示しているわけではない。

竹谷俊夫は1954年生まれ、天理大学付属天理参考館学芸員。置田雅昭は1944年生まれ、天理大学文学部歴史文化学科考古学専攻教授。

また、柴田紀男「邪馬台国と古代インドネシアの社会」では、内田吟風の邪馬台国インドネシア説を解説している。。

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