日本の中の朝鮮をゆく 九州篇――光は朝鮮半島から
・刊行:2015/1/28
・著者:兪弘濬、(翻訳)橋本繁
・出版:岩波書店

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「日本の古代文化はみんな私たちが作ってあげたと思っていたけど、来てみたらそうではないですね」

―これは修学旅行で九州を訪れた韓国・釜山の高校生が語った感想だが、これを聞いた著者がこの言葉に応えるべく書き下ろした九州歴史紀行。

佐賀県の吉野ヶ里遺跡をはじめ、豊臣秀吉の朝鮮侵略の出発地として知られる名護屋、唐津・有田・伊万里・美山など陶磁器の産地、百済由来の師走祭で有名な南郷村(宮崎)など朝鮮ゆかりの地10か所を訪ね歩き、朝鮮半島と日本の関係を考える。

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