・所在地:福岡県福津市勝浦(新原・奴山地区一帯)

・時 期:5世紀後半~6世紀後半
・時 代:古墳時代中期後半
・形 状:古墳群
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
国の史跡「津屋崎古墳群」のうち、福津市勝浦(新原・奴山地区一帯)に集中して分布する5基の前方後円墳を中心とした41基の古墳群。

東西800メートルの台地上に前方後円墳5基、方墳1基、円墳53基の計59基が発見され、このうち41基が現存。5世紀前半から6世紀後半にかけて造られ、津屋崎古墳群のなかで最も密集する古墳群。

22号墳は現状で円墳のように見えるが、全長80メートルの前方後円墳。5世紀前半の築造。

唯一の方墳7号墳も同じ頃のもので、墳丘上に鉄斧や琥珀原石などがあり、祭壇として使われたと考えられている。

また、21号墳は径17メートルの円墳で、墳丘上に、柱状の玄武岩を立て、仏像や梵字などを彫刻した、鎌倉時代の板碑群がある。

なお、新原・奴山古墳群は2017年夏の世界遺産登録を目指す「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産の一つ。

【関連サイト】
新原・奴山古墳群 - 福津市

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