長野県の茅野市は2015年3月3日の定例記者会見で、同市の永明寺山古墳(7世紀頃)から出土し、防錆などの保存処理を終えた鉄製品のうち、直刀2本を公開しました。鍔に施された銀象嵌など、錆に覆われていた装飾が見えるようになり、直刀を持っていたとされる豪族の権威をうかがい知ることができると言います。出土品は今春、市八ケ岳総合博物館(豊平)で公開する方針だそうです。長野日報が報じています。画像は永明寺古墳(出典:信州の遺跡 - 長野県の埋蔵文化財情報誌)。
信毎webでも「つばの装飾「象眼」くっきり 茅野・永明寺山古墳の刀、保存処理終了」として報じています。
永明寺山古墳は2013年4月に発見された新しい古墳です。古墳時代終末期、径約11メートルとそれほど大きくない円墳にもかかわらず、ほとんど盗掘されなかったようで、大量の遺物が出土したことで知られています。
出土物は鉄製の直刀6本のほか、約100点の鉄鏃(矢じり)、勾玉(まがたま)、金めっきが施された馬具など。
今回公開されたのは鉄刀のうちの2本で、長さ98センチ、幅4.2センチの最長のものを含みます。文字などは確認されていませんが、鍔の外縁や平面に渦巻状や弧状の象嵌がくっきりと浮かび上がったと言います。
象嵌が施された刀の装飾品は、永明寺山古墳群に属する釜石古墳に出土例があると言います。
今春、一敗公開される八ケ岳総合博物館はこちらから。
信毎webでも「つばの装飾「象眼」くっきり 茅野・永明寺山古墳の刀、保存処理終了」として報じています。
永明寺山古墳は2013年4月に発見された新しい古墳です。古墳時代終末期、径約11メートルとそれほど大きくない円墳にもかかわらず、ほとんど盗掘されなかったようで、大量の遺物が出土したことで知られています。
出土物は鉄製の直刀6本のほか、約100点の鉄鏃(矢じり)、勾玉(まがたま)、金めっきが施された馬具など。
今回公開されたのは鉄刀のうちの2本で、長さ98センチ、幅4.2センチの最長のものを含みます。文字などは確認されていませんが、鍔の外縁や平面に渦巻状や弧状の象嵌がくっきりと浮かび上がったと言います。
象嵌が施された刀の装飾品は、永明寺山古墳群に属する釜石古墳に出土例があると言います。
今春、一敗公開される八ケ岳総合博物館はこちらから。
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