御祭神は宗像三女神タキリビメ、8万点の出土品が一括国宝
[住所]福岡県宗像市大島沖ノ島
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宗像大社(むなかたたいしゃ)の沖津宮(おきつぐう)は、福岡県宗像市沖ノ島にあり、辺津宮(へつぐう)、中津宮(なかつぐう)とともに宗像大社を構成する。

宗像大社は『延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 筑前国 宗像郡「宗像神社三座」に比定される式内社(名神大社)で、当宮はそのうちの一座。近代社格では官幣大社、現在は神社本庁の別表神社

当宮は、宗像三女神の一柱、田心姫神を祀る。ちなみに、中津宮では湍津姫神、辺津宮では市杵島姫神をそれぞれ祀る。

沖ノ島は神領であり、全体が「沖の島原始林」として、国の天然記念物に指定されている。

日本海軍の敷設艦「沖島」の艦内神社に分祀した。「沖島」の艦内神社は鹿島神宮も勧請している。

毎年10月1~3日の辺津宮本殿における秋季大祭に先立って、中津宮とともに、神迎えの神事があり、漁船群の立てる色とりどりの旗や幟で海上神幸を行う(みあれ祭)。

本殿では翁舞、風俗舞、流鏑馬、奉納相撲などが披露される。

8万点にも及ぶ「福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品・伝福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品」が一括して国宝に指定されている。

当宮と辺津宮、中津宮、沖津宮遙拝所、新原・奴山古墳群を含む「宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界文化遺産に登録された。

中津宮の宗像大社沖津宮遥拝所では、「遥拝 沖津宮」の御朱印が頂ける。沖津宮現地大祭などで上陸できる機会があれば、沖津宮の御朱印を頂ける可能性がある。

【ご利益】
日本の五指に入る聖地。個人向けのご利益は考慮外(公式HP
宗像大社(沖津宮) - 御祭神は宗像三女神タキリビメ、8万点の出土品が一括国宝
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宗像大社(沖津宮)の御朱印
沖島 - Wikipedia