御祭神は宗像三女神イチキシマヒメ、交通安全に御利益あり
[住所]福岡県宗像市田島2331
[電話]0940-62-1311

宗像大社(むなかたたいしゃ)の辺津宮(へつぐう)は、福岡県宗像市にあり、中津宮(なかつぐう)、沖津宮(おきつぐう)とともに宗像大社を構成する。

宗像大社は『延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 筑前国 宗像郡「宗像神社三座」に比定される式内社(名神大社)で、当宮はその一座。近代社格では官幣大社、現在は神社本庁の別表神社

宗像大社全体として、日本各地に7000余ある宗像神社、厳島神社、および宗像三女神を祀る神社の総本社で、全国の弁天様の総本宮。裏伊勢と称される。

当宮は、宗像三女神の一柱、市杵島姫神を祀る。ちなみに、沖津宮では田心姫神、中津宮では湍津姫神をそれぞれ祀る。

宗像三女神はアマテラススサノヲの誓約によって生まれた、スサノヲの娘とされる三姉妹。

『古事記』にはないが、アマテラスの命により、天孫を助けるために、この地に降臨し、治めるようになったのが宗像大社の起こり。

実際には三宮の位置から見ても、当初から朝鮮半島へのルートの航海安全を祈願したものと考えられ、現在でも海上のみならず、車などの陸上も含め交通安全の御利益が高いとされる神社。

地理的に当然関係したと考えられるものの、『古事記』には、三韓征伐を行った神功皇后との絡みは出てこない。

当宮と沖津宮、中津宮、沖津宮遙拝所、新原・奴山古墳群を含む「宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界文化遺産に登録された。

参拝すれば、御朱印を頂ける。見開き2ページにわたって、書いていただける場合がある。もう1ページは『日本書紀』の一節。

【ご利益】
交通安全、子守、子育て
宗像大社(辺津宮) - 御祭神は宗像三女神イチキシマヒメ、交通安全に御利益あり
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宗像大社(辺津宮)の御朱印