福岡県や宗像、福津両市などでつくる「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産推進会議が2015年3月1日、宗像市であり、名称を「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」に改め、国に推薦書素案を提出することを決めたと言います。2015年度の国内推薦の獲得を目指すそうです。毎日新聞が報じています。
画像は「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」マップ(出典:世界遺産推進会議のPDFパンフレット)
もし2015年(平成27年)度に国内推薦が得られれば、2017年(平成29年)度の世界遺産登録を目指すことになります。「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産推進会議によれば、本遺産群の価値として、
1.島を信仰の対象とする文化的伝統が古代祭祀の変遷と展開の中で形成され、現代まで継承されてきた過程を物語る稀有な資産
2.沖ノ島は、東アジアにおいて、海を越えた交流が頻繁に行われた4-9世紀の500年間に及ぶ、おびただしい量の貴重な奉献品を用いて航海の安全を祈った考古学的物証
3.7世紀後半には同様の祭祀が大島や本土でも行われるようになり、海によって結ばれる沖津宮、中津宮、辺津宮という広大な空間で宗像三女神を祀る宗像大社が成立
4.5-6世紀にかけて、大小様々な古墳からなる新原・奴山古墳群(福津市)が築造されたが、これら古墳群は沖ノ島祭祀を担い、沖ノ島に対する信仰を支えた宗像人の存在証明
ということです(同会議の平成27年2月要望書より一部抜粋)。
昨年にも推薦書素案を提出していますが、その際、国から指摘された沖ノ島の具体的な保全計画もしっかりと盛り込んだ再提出。日本を代表する女神たちが、世界に羽ばたけるか、要注目です。
【関連記事】
・次の世界文化遺産候補に「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が決定、2017年夏の登録を目指す
・三女神がほほ笑む神秘の地「宗像・沖ノ島」 - 福岡・宗像、福津が世界遺産登録めざし要望書
画像は「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」マップ(出典:世界遺産推進会議のPDFパンフレット)
もし2015年(平成27年)度に国内推薦が得られれば、2017年(平成29年)度の世界遺産登録を目指すことになります。「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産推進会議によれば、本遺産群の価値として、
1.島を信仰の対象とする文化的伝統が古代祭祀の変遷と展開の中で形成され、現代まで継承されてきた過程を物語る稀有な資産
2.沖ノ島は、東アジアにおいて、海を越えた交流が頻繁に行われた4-9世紀の500年間に及ぶ、おびただしい量の貴重な奉献品を用いて航海の安全を祈った考古学的物証
3.7世紀後半には同様の祭祀が大島や本土でも行われるようになり、海によって結ばれる沖津宮、中津宮、辺津宮という広大な空間で宗像三女神を祀る宗像大社が成立
4.5-6世紀にかけて、大小様々な古墳からなる新原・奴山古墳群(福津市)が築造されたが、これら古墳群は沖ノ島祭祀を担い、沖ノ島に対する信仰を支えた宗像人の存在証明
ということです(同会議の平成27年2月要望書より一部抜粋)。
昨年にも推薦書素案を提出していますが、その際、国から指摘された沖ノ島の具体的な保全計画もしっかりと盛り込んだ再提出。日本を代表する女神たちが、世界に羽ばたけるか、要注目です。
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