・所在地:福岡県古賀市谷山1158
・経緯度:北緯33度71分45.22秒 東経130度50分29.43秒

・時 期:6世紀末~7世紀初め
・時 代:古墳時代後期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:-

【概要】
正式には、船原古墳群3号墳。現存する古墳はこの古墳だけのため、船原古墳とだけ呼べば、本古墳を指す。

径20メートルの円墳と考えられてきたが、2015年2月に40メートルを超える前方後円墳だったことが判明した。どちらにしろ、古賀市域では最大クラスの古墳。

当時の周辺の首長の墓と考えられる。横穴式石室はベンガラ(赤色の顔料)で彩色した巨石を用いた装飾古墳だった。横に設置されていた埋納坑から、国内初の金銅製歩揺付飾金具が出土。後の調査で新羅製であることが分かった。現在では古墳そのものよりも、この出土品の方が有名。

盗掘を受けたため出土品は少なかったが、金銅製の装飾品が発見されたことから、葬られた人物の地位の高さや権威・権力の大きさがうかがい知れる。

【関連サイト】
国内初の金銅製歩揺付飾金具出土 船原古墳遺物埋納坑 - 古賀市

【関連記事】
金銅製馬具など200点以上出土の船原古墳、実は前方後円墳だった また鉄製馬具が出土 - 福岡・古賀