今さら邪馬台国06 - 近代以降の研究で初めて卑弥呼に比定された人物の一人であるヤマトヒメが、若干困惑
魏志倭人伝に頻出する、当時の倭にいたと思われる女性首長(酋長)のこと。

「女王國」以外で「女王」が使われている個所は、魏志倭人伝の構成別で見てみると以下の通り。

1.距離方角
行程が記された後に「邪馬壹國 女王之所都」
・詳細は書けない国々の最後に奴国があり、「ここが女王の境界が尽きるところ」
・その南にある狗奴国は、「女王に属さない」

2.風俗風習
・伊都国に常駐する一大率には、外交文書や贈り物などを女王に届ける役目

3.最新情勢
・女王を去ること四千余里、また裸国、黒歯国あり
・景初2年6月、倭の女王は大夫・難升米などを使者として派遣
・同じ年の12月、(魏帝の)詔書は倭の女王に曰く
・倭の女王である卑弥呼と狗奴国の男王である卑彌弓呼は和せず

以上のように、一部には女王ではなく、女王国の方が文意が通じそうなところもあるものの、総じて、女王、女王国はともに同じ意味で使っていると思われ、通説では、

邪馬台国=女王国、その女王は卑弥呼

という等式を援用しています。ただし、ここに異議を唱える論もあります。それもこれも、有名な割に、「邪馬壹國」は一回しか魏志倭人伝に出てこないから、か。

ただし、「3.最新情勢」の二番目以降の女王は間違いなく卑弥呼を指しています。