・刊行:1970
・著者:三品彰英
・出版:創元社
・『邪馬台国研究総覧 (1970年) (創元学術双書)』をアマゾンで購入
三品 彰英(みしな しょうえい、1902年7月5日 - 1971年12月19日)は、日本の歴史学者、神話学者。滋賀県出身。専門は古代朝鮮史、日本古代史、神話学。
本書は、それまでの邪馬台国に関するすべての諸説を網羅、記載している。
なお、三品自身は「邪馬台国の位置」(『学芸』37・S23)などにおいて、邪馬台国の所在地を三輪山麓に比定しており、邪馬台国畿内説を取った。
志田不動麿や榎一雄の放射説など斬新な読解ではあるが、それが果たして撰者が意図したものだったかどうかを問題にすべきであり、陳寿の時代の地理的知識、つまり、我々の持っている地図上の日本列島を南の方に敷衍させるよう、しかも不正確な形に歪めて九十度の転回を試みるべき、とする。
そうすることで、会計東冶の東方という、撰者の意図に合致すると指摘した。
【関連記事】
・【邪馬台国論争】今までの研究・論争まとめ - 畿内説
・弘中芳男『古地図と邪馬台国―地理像論を考える』 - 室賀信夫の地図論の徹底批判
・著者:三品彰英
・出版:創元社
・『邪馬台国研究総覧 (1970年) (創元学術双書)』をアマゾンで購入
三品 彰英(みしな しょうえい、1902年7月5日 - 1971年12月19日)は、日本の歴史学者、神話学者。滋賀県出身。専門は古代朝鮮史、日本古代史、神話学。
本書は、それまでの邪馬台国に関するすべての諸説を網羅、記載している。
なお、三品自身は「邪馬台国の位置」(『学芸』37・S23)などにおいて、邪馬台国の所在地を三輪山麓に比定しており、邪馬台国畿内説を取った。
志田不動麿や榎一雄の放射説など斬新な読解ではあるが、それが果たして撰者が意図したものだったかどうかを問題にすべきであり、陳寿の時代の地理的知識、つまり、我々の持っている地図上の日本列島を南の方に敷衍させるよう、しかも不正確な形に歪めて九十度の転回を試みるべき、とする。
そうすることで、会計東冶の東方という、撰者の意図に合致すると指摘した。
【関連記事】
・【邪馬台国論争】今までの研究・論争まとめ - 畿内説
・弘中芳男『古地図と邪馬台国―地理像論を考える』 - 室賀信夫の地図論の徹底批判
コメント