邪馬台国から古墳の発生へ
・刊行:1987/4
・著者:原島礼二
・出版:六興出版

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原島 礼二(はらしま れいじ、1931年 - )は、日本の昭和期から平成期にかけての歴史学者である。埼玉大学名誉教授。専門は、日本古代史。1931年、東京都に生まれる。1957年、埼玉大学文理学部文学科卒業。埼玉大学教養部教授を経て、1996年に定年退官。同大学名誉教授。

本書は、ヤマタイ国問題は新たな状況に入ったとし、景初4年鏡の発見により、ヒミコが魏から贈られた鏡は何であったか再検討が迫られ、また京都と福岡から発生期の古墳が発掘され、ヒミコの墓との関連が注目されているとして、最新の学問的成果をまとめた謎の3―4世紀史。

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新旧論文を編集して一冊の本にまとめた形。邪馬台国の位置論先行には反対しているが、バイアス的には畿内説に立っている。邪馬台国そのものに関するよりも、長里・短里の問題と銅鏡の問題が中心。

古墳に関しては、先人の教えを整理し、天円地方に基づき、下記のように図式化している。

・前方後円墳―天神―後の天津神
・前方後方墳―地祇―後の国津神

前方後円墳祭祀、王権の継承などを論じるよりは、人は死んで神になるという日本古来・固有の宗教観念と合致する考え方だと思う。ただし、それでもなぜああいう形になったのか、が分かるわけでもなく。

大和の大古墳編年表 - 原島礼二『邪馬台国から古墳の発生へ』