古事記登場とは別人?の相模国造の創建が考えられる八方除の相模国一宮
[住所]神奈川県高座郡寒川町宮山3916
[電話]0467-75-0004
寒川神社(さむかわじんじゃ)は、神奈川県高座郡寒川町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。後述する八方除をあしらった、独特の御朱印帳でも有名。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 相模国 高座郡「寒川神社」に比定される式内社(名神大社)。歴史的な一宮としての相模国一宮で、相模五社の一社。
近代社格では国幣中社、現在は神社本庁の別表神社。「全国一の宮会」に加盟している。「佐無加波」と表記された例もある。
『古事記』には焼津において、日本武尊を窮地に陥れることになる人の役職名で登場する相模国造。
まさか同一人物ではないと思われるが、おそらく、古代において、いずれかの相模国造、つまり現地の有力豪族が創建したと考えられている。
鎌倉時代の『吾妻鏡』には「一宮佐河大神」と記載があり、戦国時代には武田信玄が行軍中に当社を参拝し、自身の纏っていた兜と太刀を安全祈願に奉納したという。
御祭神は寒川大明神と総称される寒川比古命(さむかわひこのみこと)、寒川比女命(さむかわひめのみこと)。記紀に全く記載がない謎の神。
伊勢の神宮125社の中に、同じ神名を持つ御祭神を祀る皇大神宮(内宮)末社で、三重県多気郡多気町に鎮座する牟弥乃神社がある。
また、香川県さぬき市には大蓑彦神社があり、関連が指摘されることもある。千葉県千葉市中央区寒川町に同名の神社があり、やはり、寒川比古命・寒川比女命を御祭神とする。
また、讃岐国同様、下野国にも寒川郡があり、『延喜式』神名帳には2社、現在の栃木県小山市寒川の胸形神社と、粟宮の安房神社(阿房神社)が記載されてる。
寒川大明神は八方除の神社として知られ、また、テレビ放送の関係者には古くから「視聴率祈願の神社」として知られ、新番組開始前に参拝を行うとされる。
毎年5月5日に開催される国府祭は「天下祭」「端午祭」とも呼ばれ、相模国の一宮から五宮、そして総社と言われた六所神社の神輿が一堂に集う古代国府総社の祭り。
毎年7月の海の日に行われる、当社由緒が発端となった浜降祭に参加する一社。当社は臼田甚五郎監修『日本神社一00選』に「日本神社100選」として掲載されている。
なお、近年は知名度から、相模国一宮を鶴岡八幡宮とする説もあるが、歴史的に見れば当社が相模国一宮である。
【ご利益】
全国唯一の方位除・八方除の守護神(公式HP)
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寒川神社(さむかわじんじゃ)は、神奈川県高座郡寒川町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。後述する八方除をあしらった、独特の御朱印帳でも有名。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 相模国 高座郡「寒川神社」に比定される式内社(名神大社)。歴史的な一宮としての相模国一宮で、相模五社の一社。
近代社格では国幣中社、現在は神社本庁の別表神社。「全国一の宮会」に加盟している。「佐無加波」と表記された例もある。
『古事記』には焼津において、日本武尊を窮地に陥れることになる人の役職名で登場する相模国造。
まさか同一人物ではないと思われるが、おそらく、古代において、いずれかの相模国造、つまり現地の有力豪族が創建したと考えられている。
鎌倉時代の『吾妻鏡』には「一宮佐河大神」と記載があり、戦国時代には武田信玄が行軍中に当社を参拝し、自身の纏っていた兜と太刀を安全祈願に奉納したという。
御祭神は寒川大明神と総称される寒川比古命(さむかわひこのみこと)、寒川比女命(さむかわひめのみこと)。記紀に全く記載がない謎の神。
伊勢の神宮125社の中に、同じ神名を持つ御祭神を祀る皇大神宮(内宮)末社で、三重県多気郡多気町に鎮座する牟弥乃神社がある。
また、香川県さぬき市には大蓑彦神社があり、関連が指摘されることもある。千葉県千葉市中央区寒川町に同名の神社があり、やはり、寒川比古命・寒川比女命を御祭神とする。
また、讃岐国同様、下野国にも寒川郡があり、『延喜式』神名帳には2社、現在の栃木県小山市寒川の胸形神社と、粟宮の安房神社(阿房神社)が記載されてる。
寒川大明神は八方除の神社として知られ、また、テレビ放送の関係者には古くから「視聴率祈願の神社」として知られ、新番組開始前に参拝を行うとされる。
毎年5月5日に開催される国府祭は「天下祭」「端午祭」とも呼ばれ、相模国の一宮から五宮、そして総社と言われた六所神社の神輿が一堂に集う古代国府総社の祭り。
毎年7月の海の日に行われる、当社由緒が発端となった浜降祭に参加する一社。当社は臼田甚五郎監修『日本神社一00選』に「日本神社100選」として掲載されている。
なお、近年は知名度から、相模国一宮を鶴岡八幡宮とする説もあるが、歴史的に見れば当社が相模国一宮である。
【ご利益】
全国唯一の方位除・八方除の守護神(公式HP)
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