世界遺産「富士山」構成資産の一社、日本三代実録に記載される古社
[住所]山梨県南都留郡富士河口湖町河口1
[電話]0555-76-7186

河口浅間神社(かわぐちあさまじんじゃ)は、山梨県南都留郡富士河口湖町にある神社。正式名は「浅間神社」。

河口湖北岸、秋の紅葉の名所として知られる紅葉まつりで有名なもみじ回廊の北東に位置し、富士山の北麓で御坂山地を背負い、河口湖越しに富士山と対峙して鎮座する。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 八代郡「浅間神社」に比定される式内社(名神大社)の論社。ただし、『延喜式』臨時祭「名神祭」には掲載されていない。

甲斐国一宮とされる場合がある。近代社格では県社。ユネスコの世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つ。国の史跡「富士山」の一部。

当社は貞観6年(864年)に始まった富士山の噴火鎮祭のため、貞観7年(865年)に浅間神を奉斎したのが始まりという。

『日本三代実録』にも同様の記述がある。その意味では間違いなく国史見在社ではある。

ただし、式内名神大社「浅間神社」の論社として、他に笛吹市の浅間神社があって有力視されており、西八代郡市川三郷町の一宮浅間神社、甲府市青沼の青沼浅間神社も論社となっている。

御祭神は浅間大神(あさまおおかみ)。当社では木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を指すとする。

なお、社記によれば、天津彦彦火瓊瓊杵尊大山祇神の両神を相殿に祀るという伝えもあるという。

【ご利益】
火防、縁結び、夫婦円満、子宝、安産など。
河口浅間神社 - 世界遺産「富士山」構成資産の一社、日本三代実録に記載される古社
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