・所在地:香川県善通寺市仙遊町
・経緯度:北緯34度22分84.71秒 東経133度77分01.13秒

・時 期:1世紀~8世紀
・時 代:弥生時代中期末~奈良時代
・形 状:集落
・特 徴:-
・指 定:-

【概要】
仙遊町を中心とした、約45万平米にもおよぶ大遺跡。旧陸軍第11 師団の練兵場があったことから、この名称となっている。広い範囲で、縄文時代から中世に及ぶ様々な遺構・遺物が検出されており、2014年3月までの調査で、約1460平米において、約1300 の遺構(竪穴住居約60棟、掘立柱建物15棟、条里関係溝5条のほか多数の柱穴など)が発見されている。

弥生時代中期末~後期初頭の遺構としては、竪穴住居1棟、掘立柱建物6棟。このうち、掘立柱建物800は柱の間隔が450センチの1間×1間の大型建物。弥生時代後期の遺構としては、竪穴住居15棟、掘立柱建物2棟ほか多数の柱穴、土坑が見つかる。

銅鏃(銅の矢じり)、小銅鐸の鈕(吊り手) 部分、勾玉などが出土。

古墳時代前期の遺構としては、竪穴住居3棟。その後、古墳時代中期前半頃まで遺構が少なくなり、古墳時代中期後半から再び遺構が増加する。竪穴住居18棟があり、建物の主軸は北で東に振る方向に揃う傾向がある。

2015年、全国的にも珍しい、弥生時代の建物の絵が描かれた絵画土器が発見されている。
旧練兵場遺跡発掘調査 現地説明会資料(PDF)(2014/3/9) - 善通寺市
【関連サイト】
旧練兵場遺跡発掘調査 現地説明会資料(2014/3/9) - 善通寺市

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