・刊行:1921
・著者:栗山周一
・出版:大同館書店

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「忘れられた歴史家 栗山周一 - 「邪馬台国東遷説」を大胆に 博学を駆使、科学性を貫く」 安本美典(1979.11.2・朝日新聞)で一躍脚光を浴びた歴史家。

昭和8年(1933年)、『日本欠史時代の研究』を発表、その論旨は奥野正男『邪馬台国の東遷』に詳しいが、ほとんど現在に通じる東遷論を展開している。

邪馬台国は九州にあり、卑弥呼の伝説がアマテラスの神話の生成につながった、とし、畿内への東遷後、その勢力が巨大な前方後円墳を築造していくことになるとし、その東遷が記紀の神武東遷に反映している、と指摘している。

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