日本古代中世史の研究 (久米邦武歴史著作集)
・刊行:1989/12
・著者:久米邦武
・出版:吉川弘文館

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本巻には「日本古代歴史の研究」を巻頭に配して、久米の『古事記』『日本書紀』にみえる伝承解釈の特徴をしめそうとした。

あわせて神篭石論、道鏡などの古代人物に関する諸論文、および南北朝問題にかかわる中世史の諸論考を収録。なかでも伴大納言善男論や将門・純友の乱の論説、ならびに南北朝論は、久米史学の特色をみるのに必見のものであろう。

久米邦武(1839年8月19日(天保10年7月11日) - 1931年(昭和6年)2月24日)は、幕末の佐賀藩士で、近代日本の歴史学における先駆者。

邪馬台国について、『日本古代史』(明治41年1月)などで、その所在地を筑後国八女(現在の福岡県・八女市)に比定している。また、卑弥呼は姫子であり、名ではない、と指摘、日本書紀に記載の景行天皇紀における八女津媛を卑弥呼に比定した。

当地には現在、八女津媛神社がある。 

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