
調神社(つきじんじゃ) は式内社で、およそ2000年前の、第九代開化天皇3年に創建されたと伝わる古社です。別称として調宮(つきのみや)、親しみを込めて調宮様(つきのみやさま)とも呼称されます。
鳥居のない神社、としても知られています。それは、第十一代垂仁天皇の皇女ヤマトヒメに由来する故事にちなむもの。ヤマトヒメが伊勢の神宮に落ち着くまでの途中、当地に立ち寄った際、神宮に納める荷物の運搬の妨げにならないようにとの配慮から、と言われています。
御祭神は、伊勢の神宮と同じく天照大御神(あまてらすおおみかみ=アマテラス)、豊宇気姫命(とようけびめのみこと=トヨウケビメノカミ)、それに素盞嗚尊(すさのおのみこと=スサノヲ)となります。
全国各地に点在するヤマトヒメ伝説の中でも、神社なのに実際に鳥居をもうけない、という決まりを守っている調神社は、ヤマトヒメにちなむパワースポットの一つ。ヤマトヒメといえば、甥っ子にあたる英雄ヤマトタケルの活躍をサポートしたことでも知られます。
レッズにもその加護がありますように。
調神社(埼玉県さいたま市浦和区岸町3−17−25)
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