八幡神の正体―もしも応神天皇が百済人であったとすれば
・刊行:2012/12
・著者:林順治
・出版:彩流社

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八幡神出現の欽明天皇の世から現在まで、日本人の信仰の対象となった八幡神とは如何なる神か。

“八流の幡と天下って吾は日本の神と成れり”と宣言した八幡神が、もし第十五代応神天皇であるならば、鎌倉幕府の北条氏は平氏、八幡太郎義家を祖とする足利・新田・佐竹・武田氏も源氏の臣籍降下の皇子を出自とし、桓武天皇を源流とすることでは同じである。また天智系桓武天皇も天武系聖武天皇も元はと言えば応神天皇を祖とすることでは同じなのだ。

とすれば、応神天皇=八幡神とは何を意味するのか。

日本の国家の起源および日本人の出自はいったいどうなるのか。

著者自ら、このような疑問とその探索を動機として執筆し、古代史の常識的イメージに挑戦する話題の書。