邪馬台国と古代中国
・刊行:1992/9
・著者:王金林
・出版:学生社

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古代中国史家が解く邪馬台国―

最新の考古学の成果と中国古文献から邪馬台国と弥生文化の謎を中国人学者が精密に解いてゆく。

王は1981年には「邪馬台国は北部九州にあったが、これと同時に畿内にも同じような発達した国家前大和国が併存した」と指摘していた。

邪馬台国が存在すると同時に、日本列島にはまたその発展の程度が似た一、二の地域国家が存在したとする。

それを1986年、『古代の日本 邪馬台国を中心として』(六興出版)としてまとめ出版している。

『古代の日本 邪馬台国を中心として』では、邪馬台国の中国における研究史を紹介している。

1981年 王仲殊「関于日本三角縁神獣鏡問題」
1982年 鄒有恒「古代日本邪馬台国所在地総論浅見」 - 諸学説の紹介が主体
1982年 汪向栄『邪馬台国』(中国社会科学出版社) - 生産力による判断、畿内説
1984年 呉延璆「日本古代国家形成的決定因素問題」 - 生産力のみの判断を批判、九州説

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