・刊行:2006/9
・著者:宇垣匡雅
・出版:同成社
・『両宮山古墳―二重濠をもつ吉備の首長墓 (日本の遺跡)
』をアマゾンで購入
両宮山古墳。岡山県赤磐市に所在する五世紀後半築造の全長206メートルの巨大古墳。造山古墳・作山古墳に続いて築かれた吉備の大首長墳で、備前の一大古墳群の中核をなす。
この古墳をもって吉備の巨大古墳の時代は終りを告げる。
大規模な二重濠や陪塚配置の検討を通じて古墳時代の吉備と畿内の関係を考えることができ、葺石・埴輪の欠落という特異な状況も注目される。
「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。
1 古墳の位置と環境
・地域としての吉備
・吉備の東西
・所在地と歴史的環境
2 研究の歩み
・戦前の調査
・戦後の研究
・古墳の評価と記紀―「稚媛伝説」について
3 調査の経過―測量と発掘
・墳丘の測量
・二〇〇四年の調査―外濠と和田茶臼山古墳
・二〇〇五年の調査―外濠南部と中堤
・整理作業と報告書の刊行
4 両宮山古墳の概要
・古墳の立地
・古墳の現状
・調査の成果
・和田茶臼山古墳の調査
・古墳の年代
5 両宮山古墳とその周辺
・整備
・両宮山古墳を歩く
・両宮山古墳周辺の古墳群
6 巨大古墳の総長
・墳長と総長
・墳丘規模と総長
・両宮山古墳の兄弟墳
・両宮山古墳の位置づけ
7 二重周濠の地方波及とその意義
・外濠の機能
・資料の特徴
・地方への波及の様相
・二重周濠の意義
・その他の問題
8 陪塚の空間表示
・陪塚の研究
・陪塚の諸例
・濠の共有
・陪塚の配置
・陪塚の空間表現
9 まとめにかえて―両宮山古墳の諸問題
・立地と古墳群の形成
・埴輪と葺石の欠落
・首長墳の変遷と両宮山古墳
・両宮山古墳の性格
・著者:宇垣匡雅
・出版:同成社
・『両宮山古墳―二重濠をもつ吉備の首長墓 (日本の遺跡)
両宮山古墳。岡山県赤磐市に所在する五世紀後半築造の全長206メートルの巨大古墳。造山古墳・作山古墳に続いて築かれた吉備の大首長墳で、備前の一大古墳群の中核をなす。
この古墳をもって吉備の巨大古墳の時代は終りを告げる。
大規模な二重濠や陪塚配置の検討を通じて古墳時代の吉備と畿内の関係を考えることができ、葺石・埴輪の欠落という特異な状況も注目される。
「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。
1 古墳の位置と環境
・地域としての吉備
・吉備の東西
・所在地と歴史的環境
2 研究の歩み
・戦前の調査
・戦後の研究
・古墳の評価と記紀―「稚媛伝説」について
3 調査の経過―測量と発掘
・墳丘の測量
・二〇〇四年の調査―外濠と和田茶臼山古墳
・二〇〇五年の調査―外濠南部と中堤
・整理作業と報告書の刊行
4 両宮山古墳の概要
・古墳の立地
・古墳の現状
・調査の成果
・和田茶臼山古墳の調査
・古墳の年代
5 両宮山古墳とその周辺
・整備
・両宮山古墳を歩く
・両宮山古墳周辺の古墳群
6 巨大古墳の総長
・墳長と総長
・墳丘規模と総長
・両宮山古墳の兄弟墳
・両宮山古墳の位置づけ
7 二重周濠の地方波及とその意義
・外濠の機能
・資料の特徴
・地方への波及の様相
・二重周濠の意義
・その他の問題
8 陪塚の空間表示
・陪塚の研究
・陪塚の諸例
・濠の共有
・陪塚の配置
・陪塚の空間表現
9 まとめにかえて―両宮山古墳の諸問題
・立地と古墳群の形成
・埴輪と葺石の欠落
・首長墳の変遷と両宮山古墳
・両宮山古墳の性格
コメント