多賀城跡―古代国家の東北支配の要衝 (日本の遺跡)
・刊行:2008/9
・著者:高倉敏明
・出版:同成社

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「地域の個性をあらわすシンボル」「未来を見通す望遠鏡」である遺跡の過去・現在・未来を、最新の発掘データをふまえ、1冊に凝縮する。

多賀城跡(宮城県。多賀城市)。著者は1951年、宮城県生まれ。東北学院大学文学部史学科考古学専攻卒業。多賀城市市民経済部商工観光課長。

1 多賀城跡の位置と環境
・多賀城の位置と立地
・多賀城考―新たな多賀城像を探る

2 多賀城の遺跡認識と保存の歴史
・遺跡の研究史
・保存の歴史

3 古代律令国家と多賀城
・律令制国家の建設
・古代陸奥国のようす
・多賀城の創建
・城柵の設置

4 多賀城跡の発掘調査成果
・政庁跡の発掘調査
・外郭施設と門
・城内道路跡
・城内の官衙跡
・出土遺物

5 多賀城廃寺跡
・正式名称は「観音寺」
・伽藍の調査
・出土遺物

6 古代都市多賀城の建設
・多賀城周辺の遺跡調査
・古代都市の誕生
・出土文字資料
・わが国第二の古代都市

7 追加指定された遺跡
・館前遺跡
・市川橋遺跡〔多賀城跡南面地域〕
・柏木遺跡
・山王遺跡千刈田地区「国守館跡」

8 文化財を活かしたまちづくり