倭国の謎 (講談社選書メチエ)
・刊行:2003/10/10
・著者:相見英咲
・出版:講談社

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「倭」とは何か? 「皇室」とのつながりは? 「倭国樹立」から「倭の五王」比定まで、神話と中国史書、さらには古代神社や氏族の名前に残された痕跡を斬新・精緻に読解。そこに立ち現れる上代日本の新しい姿。

古代史は面白い!

戦後古代史はとっくに賞味期限を過ぎ、今や学問研究のガンだ。

本書 はこれに必殺のKOパンチをくらわし、全く新しい古代世界を開示した。1700年ぶりに姿を現したのは、アヅミ氏・出雲古族・邪馬台国・天皇氏などが織りなすダイナミックな世界だ。

さあ、読者よ、私と一緒に、この衝撃の世界にタイム・トラベルしようではありませんか。 そして、古代史の面白さをたっぷり堪能いたしましょう。

管理人了
前著『魏志倭人伝二〇〇〇字に謎はない』で少し強引な大和説を展開した続編ということで、邪馬台国―卑弥呼―三輪山―出雲ということは問題ないとしても、その後の天皇の系譜などについては、何か思いつきを並べている感が否めない。

欠史八代説を否定するのであれば、なぜ古事記の記述を脱線させて話を膨らませる必要があるのか、都合のいいように兄弟相続にしてみたり、よく分からなかった。