邪馬台国と「鉄の道」 (歴史新書y)
・刊行:2011/4/6
・著者:小路田泰直
・出版:洋泉社

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当時、重要な戦略物資であった鉄(タタラ)。魏使がその「鉄の道」(笠井新也の日本海経由の発展と補強)で畿内にやってきた可能性を示す。

吉野ヶ里遺跡(佐賀県・吉野ヶ里町)、神武東征伝説、その後の古代国家の変遷にも言及し、畿内説を補強する。

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管理人了
冒頭の「鉄の道」に対する探究は一見に値するが、以降の卑弥呼の段とそれ以降になってくると途端に怪しくなってくる。箸墓古墳が他と比べて末広がりになっており、スカート状となっていて、女性的、という結論に対しては失笑してしまった。

「邪馬台国」と日本人 (平凡社新書 (073))』も了。イデオロギーありきの史観ということがよく分かる。