・所在地:滋賀県栗東市手原三丁目
・経緯度:北緯35度02分81.80秒 東経135度99分73.68秒
・時 期:8世紀~11世紀
・時 代:奈良時代~平安時代
・形 状:官衙跡
・特 徴:-
・指 定:-
【概要】
JR草津線手原駅周辺に拡がる遺跡で、古瓦が採集されることから古代寺院「手原廃寺」の存在が想定されていた。昭和56年に商工会館建設に伴う発掘調査が実施されて以来、駅周辺において小規模ながら数次の調査が行われ、白鳳~奈良時代の瓦や倉庫群が検出されるなど、古代寺院や官衙(役所)が存在することが明らかになってきた。
主な検出遺構は、掘立柱建物9棟(高床倉庫4棟、平屋建物5棟)、倉庫1・2(3×2間、南北長7メートル、東西長5メートル、35平米)、建物5(3×1間以上、南北長7メートル、柱穴1 辺1メートル)。
出土物としては、須恵器(墨書土器28点)・土師器(墨書土器2点・刻書土器1点)、製塩土器10数点、円面硯2点、須恵器の転用硯9点。木簡10点、文字の残る木簡削り屑195点、斎串(いぐし)15点、銅銭(開元通宝・唐 621~)ひょうたん、桃の種、多量の籾殻など。
遺跡は東西約700メートルと判明しており、調査でも東端を限る溝を確認。その状況から調査区域が官衙域の東南端付近にあたると考えられている。
2015年1月の調査で、地鎮祭跡とみられる、甕五つが東西南北に十字型に並べられた遺構が確認された。
【関連サイト】
・手原遺跡発掘調査 現地説明会資料(抜粋) 平成19(2007)年10月6日
【関連記事】
・手原遺跡で平安初期の地鎮祭跡を確認、甕を東西南北に十字に並べ、桃の種も - 栗東市
・経緯度:北緯35度02分81.80秒 東経135度99分73.68秒
・時 期:8世紀~11世紀
・時 代:奈良時代~平安時代
・形 状:官衙跡
・特 徴:-
・指 定:-
【概要】
JR草津線手原駅周辺に拡がる遺跡で、古瓦が採集されることから古代寺院「手原廃寺」の存在が想定されていた。昭和56年に商工会館建設に伴う発掘調査が実施されて以来、駅周辺において小規模ながら数次の調査が行われ、白鳳~奈良時代の瓦や倉庫群が検出されるなど、古代寺院や官衙(役所)が存在することが明らかになってきた。
主な検出遺構は、掘立柱建物9棟(高床倉庫4棟、平屋建物5棟)、倉庫1・2(3×2間、南北長7メートル、東西長5メートル、35平米)、建物5(3×1間以上、南北長7メートル、柱穴1 辺1メートル)。
出土物としては、須恵器(墨書土器28点)・土師器(墨書土器2点・刻書土器1点)、製塩土器10数点、円面硯2点、須恵器の転用硯9点。木簡10点、文字の残る木簡削り屑195点、斎串(いぐし)15点、銅銭(開元通宝・唐 621~)ひょうたん、桃の種、多量の籾殻など。
遺跡は東西約700メートルと判明しており、調査でも東端を限る溝を確認。その状況から調査区域が官衙域の東南端付近にあたると考えられている。
2015年1月の調査で、地鎮祭跡とみられる、甕五つが東西南北に十字型に並べられた遺構が確認された。
【関連サイト】
・手原遺跡発掘調査 現地説明会資料(抜粋) 平成19(2007)年10月6日
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・手原遺跡で平安初期の地鎮祭跡を確認、甕を東西南北に十字に並べ、桃の種も - 栗東市
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