「日本アルプスの総鎮守」山の神も、御祭神は日本を代表する海神
[住所]長野県安曇野市穂高6079
[電話]0263-82-2003

穂高神社(ほたかじんじゃ)は、長野県安曇野市にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。御朱印には、本宮の他、奥宮のものもある。

延喜式』巻9・10神名帳 東山道神 信濃国 安曇郡「穂高神社」に比定される式内社(名神大社)。信濃国三宮。近代社格では国幣小社、現在は神社本庁の別表神社

安曇野市穂高の本宮(里宮)のほか、松本市安曇の上高地に奥宮、奥穂高岳山頂に嶺宮があることから、「日本アルプスの総鎮守」の通称がある。

本宮の主祭神は、中殿が穂高見命(ほたかみのみこと)、左殿が綿津見命(わたつみのみこと)、右殿が瓊々杵命(ににぎのみこと)。

当社一帯は古来より安曇氏(あづみし/あずみし、阿曇氏とも)の定着地で、御祭神はそのゆかりによる。

穂高見命は『古事記』に宇都志日金析命とあり、綿津見三神と呼ばれる底津綿津見神中津綿津見神上津綿津見神の子とさる。この三柱は伊邪那岐神の禊の時に生まれた神々。

一方で、瓊々杵命とのつながりで言えば、その子山幸彦の義父となるのが大綿津見神。伊邪那岐神と伊邪那美神の神産みの際に生まれる神。綿津見三神とこの大綿津見神は別の神、あるいは同一の神と、様々な説がある。

当社の創建は不詳だが、定着した安曇氏によって祖神が祀られたのが創祀とされるため、6世紀ごろと考えられている。

安曇氏は海人の一族で、福岡県志賀島の志賀海神社が発祥地であり、古事記にも綿津見三柱及び宇都志日金析命が祖と明記されている。

毎年9月27日に行われる例大祭(御船祭)が有名。なお、当社は進藤彦興『詩でたどる日本神社百選』に掲載されている。また、沙田神社(松本市)も信濃国三宮。

【ご利益】
海、山という区別は特になく、殖産興業の神、転じて産業振興、金運、登山安全(公式HP
穂高神社 - 「日本アルプスの総鎮守」山の神も、御祭神は日本を代表する海神
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『日本の神社全国版(115) 2016年 4/22 号 [雑誌]』 - 長野県、信州に千古の歴史を残す社
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穂高神社の御朱印