宮崎県えびの市教育委員会は2015年1月19日、同市島内の島内地下式横穴墓群(5-6世紀ごろ)で、装飾された朝鮮半島製の「銀装円頭大刀」など武器、武具を中心とした大量の副葬品を納めた有力者の墓が見つかったと発表しました。未盗掘で、繊維や革が多数残存するなどほぼ完全な状態で見つかっており、市教委は「極めて珍しい例だ」としているようです。毎日新聞が報じています。
画像は先にこの墓群から出土していた、国の重要文化財に指定されている副葬品(出典:えびの市公式サイト)
男女2体の人骨のほか、発掘された副葬品は全400点にも達するとみられ、大和政権からの甲冑(かっちゅう)が含まれており、大和政権との強い連携がうかがえるようです。また、朝鮮半島とも直接交流があり、有力首長の墓と考えられています。
この墓群からはこれまで計約1500点の副葬品が見つかり、うち1029点が2012年に国の重要文化財に指定されています。今回の出土物と合わせて、再評価される可能性があります。
同市教委は調査速報説明会を1月25日午後1時半から、計3回実施するといいます。お問い合わせは市教委社会教育課、電話:0984-35-2268まで。
【関連記事】
・保存状態の良い副葬品400点もを発見の内地下式横穴墓群で現地説明会開催 - 宮崎・えびの
画像は先にこの墓群から出土していた、国の重要文化財に指定されている副葬品(出典:えびの市公式サイト)
男女2体の人骨のほか、発掘された副葬品は全400点にも達するとみられ、大和政権からの甲冑(かっちゅう)が含まれており、大和政権との強い連携がうかがえるようです。また、朝鮮半島とも直接交流があり、有力首長の墓と考えられています。
この墓群からはこれまで計約1500点の副葬品が見つかり、うち1029点が2012年に国の重要文化財に指定されています。今回の出土物と合わせて、再評価される可能性があります。
同市教委は調査速報説明会を1月25日午後1時半から、計3回実施するといいます。お問い合わせは市教委社会教育課、電話:0984-35-2268まで。
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