・所在地:福岡県福岡市博多区博多駅南四丁目
・経緯度:北緯33度58分00.25秒 東経130度43分01.51秒

・時 期:紀元前2世紀~
・時 代:弥生時代前期から中世
・形 状:環濠集落
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
比恵遺跡群とも。那珂遺跡群に含まれる場合があり、また総称して比恵・那珂遺跡群と呼ばれる場合も。博多駅南に広がる低丘陵(標高5~7メートル)上にある弥生時代から室町時代いたる複合遺跡。遺跡面積約70ヘクタール。

人々が定着したのは、米作りが始まった弥生時代前期で、以後集落や甕棺墓地、墳丘墓が営まれ、後期には環溝集落も出現。

墳丘墓の甕棺墓には銅剣が副葬されており、また青銅製品(銅剣・銅矛)やガラス製品の生産を物語る鋳型や取瓶などが出土した。

弥生時代の集落構造や生産のありかたを知る上で重要な遺跡。また、甕棺出土の銅剣に付着した絹は、日本最古の絹織物とされている。

昭和27年調査された一辺約10メートルの環溝集落(第5号)が、「比恵環溝住居遺跡」として県指定史跡となり、保存されている。

古墳時代後期(6~7世紀)になると、大型の高床式倉庫群が造営され、建物の配置や規模から、『日本書紀』記載の那津官家に関係する建物として、平成13年国史跡に指定された。

魏志倭人伝にある奴国の中心地に近く、関係が指摘されている。

【関連サイト】
比恵遺跡群 - 福岡市の文化財