・所在地:京都府京丹後市峰山町赤坂
・経緯度:北緯35度64分34.55秒 東経135度05分09.25秒

・時 期:2世紀末~3世紀
・時 代:弥生時代後期末
・形 状:方形墳丘墓
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
京都府赤坂今井墳丘墓で、37×35メートル、高さ4.2メートルほどの方形墳丘墓である。墳頂中央には巨大な墓壙が発見されているが、棺などはまだである。出土土器から3世紀初めで、この地域の政治的集団の王の墓であろうと推定されている。

中郡盆地から福田川の河口へ通じる谷筋に面した丘陵の先端に造られた弥生時代後期末(2世紀末~3世紀初め)の大型方形墳丘墓。

東西36メートル、南北39メートル、高さ3.5メートルの長方形の墳丘と四方に巡る幅5-9メートルの平らな面からできており、墓域は南北51メートル、東西45メートルにわたる、当時では日本有数の規模。

中心的埋葬施設である第1埋葬は墳丘上面の奥よりに位置し、長さ14メートル、幅10.5メートル。中央上面からこぶし大の石約300個による集石と割られた土器群が出土し、さらに西側には南北に並ぶ一列の柱穴列が見つかっていることから、独特な祭祀を行う場があったと推定される。

第1埋葬を一部切り込んで造成された第4埋葬は、長さ7メートル、幅4.2メートル。舟底状木棺(長さ4.4メートル、幅1.3メートル)の棺内から頭飾り・耳飾り一式、鉄剣1点、ヤリガンナ1点が出土。

頭飾りは、被葬者の頭の部分に管玉・勾玉が規則正しく三連に連なるもので、布などに編み込んでいたものと考えられている。

【関連サイト】
赤坂今井墳丘墓