・所在地:高知県南国市田村
・経緯度:北緯33度55分71.52秒 東経133度65分89.37秒

・時 期:紀元前3世紀~1世紀
・時 代:弥生時代中期
・形 状:環濠集落
・特 徴:-
・指 定:-

【概要】
2000年2月に高知県南国市で見つかった、全国で最大級の弥生時代の集落遺跡。田村遺跡群とも。

弥生時代中期後半からの約100年間につくられた約450棟の竪穴住居、約400棟の掘立柱建物の計約850棟が確認された。

三重の環濠や大量の土器やガラス玉、環状石斧(せきふ)を始め、銅鏡片、神殿らしい建物が描かれた土器、人面獣身の土偶などが出土。

北部九州より古い弥生土器もあるとされ、早くから発展し、盛期には「1000人規模の弥生都市だった」との見解も出されている。

高知空港滑走路の西端の北にある公園「やよいの広場」に遺跡群を説明するパネルや復元された竪穴住居跡がある。

【関連サイト】
田村遺跡群 - 高知県文化財団埋蔵文化センター

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