・所在地:福岡県糸島市三雲字寺口
・経緯度:北緯33度53分87.83秒 東経130度24分48.17秒

・時 期:4世紀中頃
・時 代:古墳時代中期前半
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:-

【概要】
つきやまこふん。旧前原市。古墳時代中期築造と推定される帆立貝式の前方後円墳。墳丘はかなり削平されているが、かつては全長60メートルあったと推定され、斜面には葺石が施されている。

前方部の長さ約15メートル、後円部の直径は約49メートル、高さ約8メートル。盾形の周濠が廻らされており、周濠を含むと全長は約105メートル。墳丘上には十一面観音を祀る堂が建立されている。

北に約100メートル離れて、端山古墳が存在する。

これらの古墳は、細石神社の北東約200メートルの所にあり、さらに、北西約1キロには平原遺跡がある。付近は魏志倭人伝の伊都国の主要な地域と考えられている。

古墳に葬られた人物は、伊都国王に代わってこの地域を支配した、大和政権と深い関係を持つ豪族であろうと考えられている。

埋葬施設の発掘調査は未実施。

なお、同名の古墳は全国に分布しており、主なところでも大分県大分市奈良県大和高田市、岡山県瀬戸内市などにもある。

【関連サイト】
築山古墳 (糸島市) - Wikipedia