・所在地:福岡県糸島市三雲427
・経緯度:北緯33度53分70.07秒 東経130度24分17.95秒

・時 期:紀元前3世紀~1世紀
・時 代:弥生時代中期
・形 状:墳丘墓
・特 徴:-
・指 定:-

【概要】
みくもみなみしょうじいせき。旧前原市。伊都国の遺跡。周溝を持つ墳丘墓で、甕棺墓2器を持つ弥生時代の王墓。

「方形周溝墓で、甕棺を2器を添える様にして設置した墓」である、とされる。甕棺の形式は「立岩式古段階(弥生時代中期中頃)」の形状を持つ。

「2号甕棺(王妃墓)」の被葬者は北東方向に顔を向けた形で葬られていたとされる。「1号甕棺(王墓)」は正確には不明だが、二つの甕棺が添うように安置されている事から、同様の形式で埋葬されたと思われる。

加えて、西側の周溝に「祭祀跡」とみられる痕跡があり、東側の「高祖山系」の山並みとの関連性がうかがえる。

最新の研究では、この三雲南小路遺跡と、春日市の「須玖岡本遺跡のD地点の遺跡(巨石下甕棺墓)」とは同一規模の構造を呈している可能性が示唆されている。

【関連サイト】
三雲南小路遺跡 - Wikipedia