・所在地:長崎県壱岐市芦辺町深江栄触・深江鶴亀触、および同市石田町石田西触

・時 期:紀元前3世紀~3世紀世紀
・時 代:弥生時代前期-古墳時代初期
・形 状:-
・特 徴:-
・指 定:国の特別史跡

【概要】
はるのつじいせき。国の特別史跡に指定され、2013年には出土品1670点が国の重要文化財に指定されている。

壱岐島東部・幡鉾川下流にある、弥生時代前期から古墳時代初期にかけての大規模環濠集落を中心とする遺跡。魏志倭人伝に登場する「一大国」あるいは「一支国」の国都(国邑)とされている。

平成5年(1993年)の調査では、三重の濠を巡らせた大規模な環濠集落、祭祀建物跡が検出された。また、壕の外西北では日本最古の船着き場の跡も発掘された。原の辻の中心部分に当たる。

環濠集落の規模は東西約350メートル、南北約750メートル。この東側に、魏志倭人伝に出てくる卑狗と卑奴母離などの役人の家や役所があったと想像される。

壕の外の北、東、東南には墓地が見つかっている。また、遺跡全体の総面積は100ヘクタールにも及ぶ。

日本遺産国境の島 壱岐・対馬 ~古代からの架け橋~」(2015年)の構成文化財の一つ。

【関連サイト】
原の辻遺跡 - Wikipedia