・刊行:1975/11/17
・著者:岩佐正
・出版:岩波書店
・『神皇正統記 (岩波文庫)』をアマゾンで購入
南北朝の動乱のさなか、南朝の重鎮北畠親房は、天皇家の歴史とそれに伴う過去の政治形態を論述して、南朝の正統性と、君主のあるべき姿を説こうとした。
大きな歴史の流れの中で滅びゆく側に立つという立場上の制約を受けながら、しかしその記述には立場を超えた公正さがある。
『愚管抄』と並び中世を代表する史論といわれる。
邪馬台国論争においては、日本で最も早い段階で、卑弥呼について触れているものとして指摘される。日本書紀同様、卑弥呼は神功皇后としてとらえている様子がうかがえる。つまり、天皇家=邪馬台国であり、邪馬台国畿内説となる。
【関連記事】
・【邪馬台国論争】今までの研究・論争まとめ - 畿内説
・霊山神社 - 北畠親房、顕家、顕信、守親の親子を祀る、北畠氏の東北拠点址の神社
・阿部野神社 - 南朝方の北畠顕家と、その父の親房を祀る明治期の建武中興十五社の一社
・著者:岩佐正
・出版:岩波書店
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南北朝の動乱のさなか、南朝の重鎮北畠親房は、天皇家の歴史とそれに伴う過去の政治形態を論述して、南朝の正統性と、君主のあるべき姿を説こうとした。
大きな歴史の流れの中で滅びゆく側に立つという立場上の制約を受けながら、しかしその記述には立場を超えた公正さがある。
『愚管抄』と並び中世を代表する史論といわれる。
邪馬台国論争においては、日本で最も早い段階で、卑弥呼について触れているものとして指摘される。日本書紀同様、卑弥呼は神功皇后としてとらえている様子がうかがえる。つまり、天皇家=邪馬台国であり、邪馬台国畿内説となる。
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