・刊行:1968/11/20
・著者:坂本太郎
・出版:講談社

・『日本歴史全集〈第2〉国家の誕生 (1968年)』をアマゾンで購入

「日本の国民と日本の文化とに、愛情と信頼と自信を抱きうるような、実のある読み物であることを念願したものです。」「国民をなぐさめ励まし、その血肉となる歴史−これが、この『日本歴史全集』刊行の主旨なのです。」

坂本太郎は、「魏志倭人伝雑考」(『邪馬台国』、昭和29年9月)において、固有名詞の音を分析したうえで、邪馬台国の官がいずれも九州と深い関係にあると指摘、また、ヤマトについても、古代日本において各地に流布した地名、とし、畿内大和と九州のヤマトの呼び名の一致は偶然、とした。

直接的な表現はないものの、邪馬台国が九州にあったこと、筑後山門郡をイメージしていることがうかがえる。 

また、邪馬台国東遷説も主張した、という。

【関連記事】
【邪馬台国論争】今までの研究・論争まとめ - 九州説 - 福岡県 - 東遷説