・所在地:奈良県桜井市太田252
・経緯度:北緯34度54分62.88秒 東経135度83分57.58秒

・時 期:3世紀初頭
・時 代:古墳時代前期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:国の史跡

【概要】
纒向古墳群に属する、纒向遺跡内では最古である可能性がある前方後円墳。前方後円墳成立期の古墳として注目されている。纒向古墳群の一つとして国の史跡に指定されている。箸中古墳群とも。

いわゆる纒向型前方後円墳丘墓で、規模は全長96メートル、後円部径64メートル、後円部の主丘部は東西59メートル、南北45メートル、前方部の長さ約32メートル、幅約34メートル。周濠幅約20メートル。

葺石および埴輪は用いられていない。墳頂部は太平洋戦争末期に削平された。

被葬者は不明である。

周濠より弥生時代後期最終末期から古墳時代初頭の土器が出土。その他、弧紋円盤(こもんえんばん、吉備系の祭祀用遺物)、朱塗の鶏形木製品、木製鋤・鍬、横槌、水槽、建築部材などの木製品、土師器(纒向I式期)が出土。
纒向石塚古墳全景 - 纒向石塚古墳発掘調査報告書(2012/3/30)(PDF)
【関連サイト】
纒向石塚古墳 - Wikipedia

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