新邪馬台国論―女王の都は二カ所あった
・刊行:2000/5
・著者:大和岩雄
・出版:大和書房

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「卑弥呼は邪馬台国の女王である」と教科書にまで書かれる通説の誤りを指摘し、「魏志倭人伝」に記された真実を読む。果てしない邪馬台国論争に、いま終止符を打つ。

北九州にあった卑弥呼の女王国と、その後立った台与が東遷し大和に入り、そこで樹立した邪馬台国とを倭人伝の執筆者が混同してしまったという説。

筑紫女王国と畿内邪馬台国ということであれば、久米雅雄の論に近いが、久米が両者の同時期における並立を説いているのに対して、大和は東遷の概念を導入した形。

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