卑弥呼―倭の女王は何処に (歴史と個性)
・刊行:1997/11
・著者:関和彦
・出版:三省堂

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最新の研究成果を書きおろし。卑弥呼は誰か? の発想の誤りを撃ち同笵鏡理論の落し穴をつく。

「卑弥呼は誰か?」 何度も繰り返される日本古代史最大の謎を理論的に解明。

邪馬台国位置論争批判や、三角縁神獣鏡・同笵鏡から卑弥呼の謎を安易に解明しようとする流れへの反論など、古代史研究の最新成果を盛り込む一冊。

邪馬台国論 (1983年)』もある。邪馬台国九州説。

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同笵鏡理論が安易に王権による地方首長への配布というところに落ち着いている現状を批判し、記紀・風土記には王権が地方首長から財宝を奪取する風潮を描いていることに着目。三角縁神獣鏡・同笵鏡を卑弥呼の鏡としながらも、それらが畿内から多く出土するのは、畿内王権による略奪の結果、とする。