邪馬台国発見―FBI超能力捜査官ジョー・マクモニーグルのサイキック考古学 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
・刊行:2008/8
・著者:権藤正勝
・出版:学習研究社

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マクモニーグル氏を知らない方も多いと思いますが、日本のテレビでも活躍する有能な透視能力者です。

彼の透視能力は、米国スタンフォード大学付属研究所で科学的に訓練された物で、遠隔透視と呼ばれています。

いわゆる霊能力とは異なります。この本の内容は、マクモニーグル氏が「邪馬台国と卑弥呼」をターゲットとして、遠隔透視を行った結果にもとづいています。

本書の内容は、卑弥呼の部族の祖先から邪馬台国時代の日本の様子、卑弥呼の生い立ちから、女王になったいきさつまで多岐に渡っています。

卑弥呼のお墓も特定されています。しかもその透視内容は、想像もできない意外性を含みながら、なるほどと納得してしまう内容です。

更に、本書では単に遠隔透視を行っただけでなく、実際にその結果にもとづいて実地調査も行っています。マクモニーグル氏自身が、日本国内を調査して回った記録を、数々のエピソードと共に紹介しています。彼の考え方や日本に対する思いなども伝わってくる内容です。

邪馬台国論争に関する研究本は数多くあると思いますが、本書ではこれまでとは全く異なる視点から邪馬台国の謎に挑んだわけです。

外国人による透視と言う初めての試みと、先入観の無い外国人としての第三者の視点から捉えた「日本古代史の謎」は、大変興味深い物となっています。

透視などの超常現象を信じない方でも、本書の内容は邪馬台国を考える上で、きっと役に立つと思います。ぜひ皆さんにもマクモニーグル氏の透視した邪馬台国時代の日本の様子を楽しんでいただければ幸いです。

透視結果としては、邪馬台国は山口県長門市周辺にあったとし、卑弥呼の墓は安徳天皇陵の近くと比定している。