・刊行:2009/4
・著者:西谷正
・出版:学生社
・『魏志倭人伝の考古学―邪馬台国への道』をアマゾンで購入
魏志倭人伝に登場する国々、帯方郡から邪馬台国へ至る各国の過去から最新の発掘調査まで詳細に検証した邪馬台国を考える決定版。
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・【邪馬台国論争】今までの研究・論争まとめ - 畿内説
管理人了
洛陽からの考古学成果の紹介という、壮大な構想。
邪馬台国時代の遺跡を調べる際には何かとお世話になる西谷氏の著作だが、本作は講演のテープ起こしということで、文章的にはあまりこなれておらず、すんなりと理解するのは難しい。ただし、その網羅性は高く評価。
西谷氏自身は断定を控え気味であり、九州説についても邪馬台国時代の遺跡を詳細に解説してはいますが、九州説について「九州各地に国々が生まれつつあったこと、また奴国が九州最大であることは認めるとしても、それら以上の大国である邪馬台国そのものは見つけ出せない」としている。
一方で、「七万余戸という邪馬台国の規模に相当する大規模な集落遺跡を日本列島で探すと、各地にいくつかありますが、とりわけ纒向遺跡が浮上してきます」 とし、基本的には邪馬台国畿内説のスタンスが貫かれていると言える。
・著者:西谷正
・出版:学生社
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魏志倭人伝に登場する国々、帯方郡から邪馬台国へ至る各国の過去から最新の発掘調査まで詳細に検証した邪馬台国を考える決定版。
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西谷氏自身は断定を控え気味であり、九州説についても邪馬台国時代の遺跡を詳細に解説してはいますが、九州説について「九州各地に国々が生まれつつあったこと、また奴国が九州最大であることは認めるとしても、それら以上の大国である邪馬台国そのものは見つけ出せない」としている。
一方で、「七万余戸という邪馬台国の規模に相当する大規模な集落遺跡を日本列島で探すと、各地にいくつかありますが、とりわけ纒向遺跡が浮上してきます」 とし、基本的には邪馬台国畿内説のスタンスが貫かれていると言える。
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