研究最前線 邪馬台国 いま、何が、どこまで言えるのか (朝日選書)
・刊行:2011/6/10
・編集:石野博信、高島忠平、西谷正、吉村武彦
・出版:朝日新聞出版

・『研究最前線 邪馬台国 いま、何が、どこまで言えるのか (朝日選書)』をアマゾンで購入

女王卑弥呼の都、邪馬台国はどこにあったか? は、日本人を夢中にさせる古代のロマンの一つだ。

江戸時代以来、九州説と近畿説が対峙して論争を繰りひろげてきたが、2009年、纒向遺跡(奈良県・桜井市)での大型掘立柱建物群の発見により、近畿説が大いに注目されるところとなった。

だがまだ決着はつかない。それはなぜか。所在地、卑弥呼の館・鏡・墓など、九州説、近畿説それぞれの立脚点だけでなく、どこが弱点かも、第一線の研究者らがきちんと提示、文献・考古両分野から争点・今後の課題をわかりやすく整理する。

弥生時代から古墳時代への転換期、日本の古代国家成立までを視野に入れた研究の「いま」が見えてくる。

管理人了