古くは「けた」と呼ばれ今では「こたじんじゃ」と読まれる、越後国一宮
[住所]新潟県上越市五智6-1-11
[電話]025-543-4354

居多神社(こたじんじゃ)は、新潟県上越市にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「居多神社(越後国・頸城郡)」に比定される式内社(小社)。歴史的な一宮としての越後国一宮の論社。「全国一の宮会」に加盟している。近代社格では県社

社名「居多」は、古くからの表記で、読みは「ケタ」「ヰタ」「コタ」などがあるが、現在では「こた」と読んでいる。

日本海沿岸に分布する気多神社の一社として古代には「けた」と呼ばれたとされ、「こた」「ゐた」と呼ばれるのは後世になってからと考えられている。

御祭神は、大国主命(おおくにぬしのみこと)、奴奈川姫命(沼河比売命とも、ぬながわひめのみこと)、建御名方命(たけみなかたのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)。

オオクニヌシとヌナカワのラブロマンスと、その二人の子であるとされるタケミナカタと、やはりオオクニヌシの子であるコトシロヌシという、国譲りに登場する神々がクロスした形。

創建は不詳。『頸城郡延喜式神社考』では神代の古跡であると伝える。社地は、慶応2年(1866年)まで現社地の北西約1キロメートルの身輪山(みのわやま)に存在したという。

なお、越後国には三つの一宮があり、当社のほか、天津神社彌彦神社がある。

【ご利益】
農耕、漁業、殖産、医薬、良縁、恋愛運
居多神社 - 古くは「けた」と呼ばれ今では「こたじんじゃ」と読まれる、越後国一宮
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居多神社の御朱印