景行の御世の創建と伝えられる、天孫降臨に関わる神々を祀る越後国一宮
[住所]新潟県糸魚川市一の宮1-3-34
[電話]025-552-0036

天津神社(あまつじんじゃ)は、新潟県糸魚川市にある神社。北陸新幹線の糸魚川駅の南すぐ。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「大神社(越後国・頸城郡)」に比定される式内社(小社)の論社。歴史的な一宮としての越後国一宮とされる一社。

近代社格では県社「全国一の宮会」に加盟していない。境内社の奴奈川神社(ぬなかわじんじゃ)も式内論社である。

第12代景行天皇の御世の創建と伝えられ、第36代孝徳天皇の勅願所であったと伝えられている。旧糸魚川町のうち、一の宮・押上・寺町・大町・七間町等の産土神として崇敬された。

ご祭神は、中央が天津彦々火瓊々杵尊、左が天児屋根命、右が太玉命 。伊勢の神宮外宮相殿と同一であり、天孫降臨に関わる神々。

俗に「稚児の舞」と呼ばれる、4月の例祭で奉納される天津神社舞楽は、能生の白山神社の白山神社舞楽とともに「糸魚川・能生の舞楽」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

なお、越後国には三つの一宮があり、当社のほか、居多神社彌彦神社がある。

式内社「大神社」の論社は多く、他に、市内森本の大神社、大野の大野神社、藤崎の藤崎神社、上越市吉川区尾神の大神社、妙高市関山の関山神社などがある。

また、式内社「奴奈川神社」の論社は他に、能生白山神社、田伏の奴奈川神社がある。

【ご利益】
病気平癒、地域安全、地域振興(公式HP
天津神社 - 景行の御世の創建と伝えられる、天孫降臨に関わる神々を祀る越後国一宮
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天津神社の御朱印