・所在地:大阪府茨木市室山1丁目
・経緯度:北緯34度84分42.22秒 東経135度54分60.56秒
・時 期:4世紀前半
・時 代:古墳時代前期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:府史跡
【概要】
昭和22年(1947年)に病院の施設を山丘の頂上に造る工事の際に、石室の一部が露出し、5月に京都大学と大阪府により発掘調査が行われた。
山の尾根を利用した東向きの前方後円墳で、全長約102メートル、後円部径約76メートル、前方部端の幅約40メートル。
後円部中央に南北方向に竪穴式石室が長さ約9メートル、幅約4メートルの大きさに彫られた土壙の底にU字型に粘土で床を築き、その周囲を安山岩と片岩の扁平な割石で囲んで室を造り、上部に花崗岩の天井石が7枚のせられていた。
石室内部から装飾品としての玉類や刀剣・鉄鏃・鉄製の鎌・斧頭・やりがんな・のみ、さらに車輪石・鍬形石・筒形銅器、貝製の鍬形石2個など多種多様なものが出土している。
平成4年(1992年)大阪府教育委員会による2次調査では墳丘の測量とレーダ探査が行われ、平成15年(2003年)の第4次調査、平成16年(2004年)の第5次調査では6次にわたってトレンチ調査が実施され、これにより、墳丘長は約110メートルであることが確認された。
各斜面の葺石はホルンフェルス・砂岩・花崗岩類で、付近の勝尾寺川と茨木川の川床礫から採取されたと考えられる。多量の円筒埴輪が出土し、鰭付円筒埴輪には翼状のものがあり、松岳山古墳(大阪府)出土のものと類似している。
【関連サイト】
・紫金山古墳 - Wikipedia
【関連記事】
・阪口英毅『前期古墳解明への道標・紫金山古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)』
・経緯度:北緯34度84分42.22秒 東経135度54分60.56秒
・時 期:4世紀前半
・時 代:古墳時代前期
・形 状:前方後円墳
・特 徴:-
・指 定:府史跡
【概要】
昭和22年(1947年)に病院の施設を山丘の頂上に造る工事の際に、石室の一部が露出し、5月に京都大学と大阪府により発掘調査が行われた。
山の尾根を利用した東向きの前方後円墳で、全長約102メートル、後円部径約76メートル、前方部端の幅約40メートル。
後円部中央に南北方向に竪穴式石室が長さ約9メートル、幅約4メートルの大きさに彫られた土壙の底にU字型に粘土で床を築き、その周囲を安山岩と片岩の扁平な割石で囲んで室を造り、上部に花崗岩の天井石が7枚のせられていた。
石室内部から装飾品としての玉類や刀剣・鉄鏃・鉄製の鎌・斧頭・やりがんな・のみ、さらに車輪石・鍬形石・筒形銅器、貝製の鍬形石2個など多種多様なものが出土している。
平成4年(1992年)大阪府教育委員会による2次調査では墳丘の測量とレーダ探査が行われ、平成15年(2003年)の第4次調査、平成16年(2004年)の第5次調査では6次にわたってトレンチ調査が実施され、これにより、墳丘長は約110メートルであることが確認された。
各斜面の葺石はホルンフェルス・砂岩・花崗岩類で、付近の勝尾寺川と茨木川の川床礫から採取されたと考えられる。多量の円筒埴輪が出土し、鰭付円筒埴輪には翼状のものがあり、松岳山古墳(大阪府)出土のものと類似している。
【関連サイト】
・紫金山古墳 - Wikipedia
【関連記事】
・阪口英毅『前期古墳解明への道標・紫金山古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)』
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