遠山の霜月祭(とおやまのしもつきまつり)
種別1:民俗芸能
種別2:神楽
公開日:毎年12月上・中旬
指定日:1979.02.03(昭和54.02.03)
都道府県:長野県
所在地:伊那郡上村、南信濃村

長野県下伊那郡の遠山地方に伝えられてきている霜月の湯立神楽のことで、上村及び南信濃村の集落十余か所で12月上・中旬に日を違えて演じられる。

この神楽は、祭場の土間にかまどを築いて湯釜を乗せ、湯の上飾をつけ、そのまわりで湯立、祈祷を行ない、さらには「火の王」「水の王」「天伯」などの神面をつけた舞が厳粛な雰囲気を保ちながらもにぎやかに行なわれる。

三河・信濃・遠江地方の山境に分布伝承されてきた湯立を中心とする霜月神楽の一典型であり、古来の民間信仰及び神事芸能の姿を伝える貴重なものである。

保護団体名:南信濃村遠山霜月祭保存会、大野神社氏子会、三条神社氏子会、八重河内正八幡神社遠山霜月祭保存会、城神社氏子会、愛宕神社氏子会、和田諏訪神社遠山霜月祭保存会、日月神社氏子会、稲荷神社氏子会、木沢八幡神社遠山霜月祭保存会、白山神社氏子会、御熊野神社氏子会、宇佐八幡神社氏子会、遠山天満宮奉賛会、上村遠山霜月祭保存会、上村遠山霜月祭保存会上町支部、上村遠山霜月祭保存会中郷支部、上村遠山霜月祭保存会程野支部、上村遠山霜月祭保存会下栗支部
重要無形民俗文化財「遠山の霜月祭」 - 長野県の遠山地方、湯立神楽の一典型
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