佐渡の人形芝居(文弥人形、説経人形、のろま人形)(さどのにんぎょうしばい(ぶんやにんぎょう,せっきょうにんぎょう,のろまにんぎょう))
種別1:民俗芸能
種別2:渡来芸・舞台芸
公開日:6月、7月、8月、11月、12月、2月などのイベントの際など
指定日:1977.05.17(昭和52.05.17)
都道府県:新潟県
所在地:佐渡市

佐渡地方に伝わる説経、のろま、文弥人形の芝居で、それぞれ浄瑠璃、人形操作、人形首に特色があるもので、人形芝居の変遷の過程を知る上で貴重なものである。

説経人形は説経節の弾奏にあわせて、突込式の人形を操るもので、「熊野合戦」、「酒呑童子」などの演目がある。

その一興行の間狂言として、のろま人形が演じられる。のろまは佐渡の方言を巧みに交えたせりふで操られ、「生地獄」、「木の助座禅」など喜劇性の強い演目がある。

文弥人形は文弥節によって人形を操るもので「出世景清」、「源氏烏帽子折」などが伝承されている。

文弥節による人形浄瑠璃は、他に石川県の「尾口のでくまわし」、宮崎県の「山之口の文弥人形」、鹿児島県の「東郷文弥節人形浄瑠璃」があり、現在本件をあわせて計4件が伝承されている。

保護団体名:佐渡人形芝居保存会、佐渡文弥人形振興会、新穂村人形保存会
重要無形民俗文化財「佐渡の人形芝居(文弥人形、説経人形、のろま人形)」
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