男鹿のナマハゲ(おがのなまはげ)
種別1:風俗慣習
種別2:年中行事
公開日:毎年12月31日ないしは1月16日
指定日:1978.05.22(昭和53.05.22)
都道府県:秋田県
所在地:男鹿市

この行事は、昭和20年代まで小正月に行われていた来訪神の行事である。

内容は、各伝承地で細部に相違が認められるものの、集落内の若者たちが面をかぶり、ケデをつけて家々を訪れ、威厳のある所作で人々に接するという形態で共通している。

年の折り目に神が来臨し、人々に祝福を与えるという趣旨の行事は、全国的に分布しているが、男鹿のものはその中でも特によく古態をとどめ、かつ濃密な分布を示しており、我が国古来の民間信仰の形態を示す典型例の一つとして極めて重要である。

現在では様々な展開を見せており、例えば、真山神社(男鹿市北浦字真山)の紫灯祭(1月3日開催)とコラボして、観光用に「なまはげ紫灯祭り」が2月13日から15日まで3日間開催されたりする。

保護団体名:男鹿のナマハゲ保存会
重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」 - よく古態をとどめ、かつ濃密な分布を示す
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