神に仕えた女性たち―大物主(
オオモノヌシ)の妻・倭迹迹日百襲姫(
ヤマトトモモソヒメ)、豊鍬入姫(
トヨスキイリビメ)、倭姫(
ヤマトヒメ)、宮簀姫(
ミヤズ)、
神功皇后―
とくに天照大神(
アマテラス)の御杖となって各地を巡幸し、後の斎宮の起源となる豊鍬入姫と倭姫の足跡を追跡し、古代伝承に遺るさまざまな物語の深層を探り続けた成果から導き出された“歴史ロマン紀行”の労作。
著者が今から30年前「天照大神の原像は、日影に覆われて朱蒙の卵を生んだ河伯の女、柳花ではないだろうか」との疑問に対する答えでもある。
コメント