神託事件でも知られる八幡宮の総本社、邪馬台国の所在地の候補の一つ
[住所]大分県宇佐市南宇佐2859
[電話]0978-37-0001
宇佐神宮(うさじんぐう)は、大分県宇佐市にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 豊前国 宇佐郡「八幡大菩薩宇佐宮」「比売神社」「大帯姫廟神社」に比定される式内社(いずれも名神大社)。
ただし、「八幡大菩薩宇佐宮」「大帯姫廟神社」に関しては、『延喜式』臨時祭「名神祭」には掲載されていない。
歴史的な一宮としての豊前国一宮。勅祭社である。近代社格では官幣大社、現在は神社本庁の別表神社。「全国一の宮会」に加盟している。
全国に約4万4000社ある八幡宮の総本社(八幡総本宮)。石清水八幡宮、筥崎宮(または鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡の一つ。
通称として宇佐八幡・宇佐八幡宮とも。古代においては伊勢の神宮と共に二所宗廟の一つとされた。四社詣、あるいは五社詣の一社。
第48代称徳天皇の御世における宇佐八幡宮神託事件でも知られる。奈良時代には当宮の代名詞ともなる特殊神事、放生会や行幸会なども始まっている。
承平天慶の乱(平将門の乱と藤原純友の乱、10世紀前半)に際しては、九州に五つの八幡神を勧請した九州五所別宮の元宮の一つとなる。
主祭神は、一之御殿が八幡大神(はちまんおおかみ。誉田別尊、二之御殿が比売大神(ひめのおおかみ。宗像三女神(多紀理毘売命、多岐都比売命、市寸島比売命)、三之御殿が息長足姫命。
参拝方法は出雲大社、彌彦神社などと同様、通常とは違う二拝四拍手一拝を作法としている。また、邪馬台国の所在地の候補の一つとしても知られている。
明治4年(1871年)に神宮号宣下があり現社名に改称した。
八幡造で、第一殿から第三殿に至る3棟の本殿と、鎌倉時代、承元3年(1209年)銘がある孔雀文磬(くじゃくもんけい)が国宝に指定されている。
また、国宝に指定されている「孔雀文磬(弥勒寺金堂承元三秊八月五日奉鋳法印祐清在銘)」の管理団体でもある。「宇佐神宮社叢」として、国の天然記念物に指定されている。
平安時代まで、天皇の代替わりなど重要時には宇佐使(うさづかい)という勅使が朝廷から派遣されていた。
その後途絶えたが、明治以降に復活し、大正時代から皇室から侍従職あるいは掌典職などの勅使が10年おきに派遣される勅祭(臨時奉幣祭)となって現在も続いている。
臼田甚五郎監修『日本神社一00選』に「日本神社100選」として、また、な進藤彦興『詩でたどる日本神社百選』に掲載されている。
なお、海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」の艦内神社に分祀しているという。
平成27年(2015年)4月ごろ、奈良・京都などを中心に国宝・世界遺産含む寺社に油のようなものがまかれていた被害が相次いだ事件で、被害に遭った一社。
【ご利益】
厄除け、必勝祈願や心願成就など、海上・交通安全、安産(公式HP)
【関連記事】
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・勅祭とは? - 三勅祭を含め、16社17祭の詳細と勅祭社、それらを日付順にまとめてみた
・二所宗廟 - 伊勢神宮と石清水八幡宮、古代は宇佐神宮とも、謎多き伊勢と八幡神の二地
・日本三大八幡とは? - 本宮の宇佐神宮、都への勧請以来本宮扱いの石清水、筥崎宮の三社
・名神大社とは? - 名神祭の対象となる神々、式内社の中でも特異、その細かな特徴は?
・近代社格制度の官幣大社とは? - 廃絶・未鎮座を除く59社、現時点で65社の神社の一覧表
・神宮とは? - 現在は自主判断も、原則として特別な由緒がある神社でなければ名乗れない
・一宮とは? - その地域の中で最も社格の高いとされる神社のこと、根強い一宮めぐり人気
・歴史的な一宮とは? - 『中世諸国一宮制の基礎的研究』が底本、資料で確認できる一宮
・「全国一の宮会」加盟社とは? - 歴史的な一宮や、新一の宮などを含めた現代版一宮
・社殿が国宝に指定されている神社 - 日本広しといえどもわずかに27社しかない超レア神社
・国の天然記念物がある神社 - 数百年、数千年という単位で存在し続けている自然のパワー
・四社詣と五社詣 - 西日本、中国・四国・九州地方の主要な一宮の四社と太宰府天満宮
・八幡造の社殿 - 日本全国でも三つしか現存しない、神社建築の神髄、その結晶の一つ
・宇佐神宮の行幸会 - 奈良朝からの4年-6年に1度の特殊神事、2年間の準備と5日間の巡幸
・宇佐神宮の放生会 - 隼人征伐における騙し討ちの報いが発端、傀儡相撲などは今に伝わる
・自衛艦の艦内神社 - 海上自衛隊の艦艇、艦艇種別ごと、艦艇ごとに、分祀神社のまとめ
・神社の創建年代 - 神代から、神武・神功・継体、そして昭和期まで、主な神社を順に並べた
・日本神社100選とは? - 臼田甚五郎監修『日本神社一00選』に掲載された神社
・詩でたどる日本神社百選 - 進藤彦興『詩でたどる日本神社百選』に掲載された神社
・[日本全国]初詣で人気の神社、その人出は? 参拝者数ランキング - [大分県]
・宇佐神宮の臨時奉幣祭 - 10年に1度の勅使参向による勅祭、平成27年が256回目に
・10年に一度、九州全体で宇佐神宮の勅祭が祝賀ムード、続いてすぐに香椎宮でも勅祭へ
・宇佐神宮で厳かに、昭和の大造営が終了した1941年以来、74年ぶりに「本殿遷座祭」
・勅使を迎える10年に1度の節目の年の宇佐神宮でも、境内社に油のような液体まかれる被害
・宇佐神宮、国宝・本殿が勅祭前の修復完了で一般公開へ 2015年4月25日(土)-5月6日(水)
・大元神社(宇佐市) - 3柱の女神が降臨した御許山山頂に鎮座する宇佐神宮の核心、奥宮
・大尾神社(宇佐市) - 弓削道鏡事件で和気清麻呂が宣託を受けた地、宇佐神宮の境外摂社
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全国に約4万4000社ある八幡宮の総本社(八幡総本宮)。石清水八幡宮、筥崎宮(または鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡の一つ。
通称として宇佐八幡・宇佐八幡宮とも。古代においては伊勢の神宮と共に二所宗廟の一つとされた。四社詣、あるいは五社詣の一社。
第48代称徳天皇の御世における宇佐八幡宮神託事件でも知られる。奈良時代には当宮の代名詞ともなる特殊神事、放生会や行幸会なども始まっている。
承平天慶の乱(平将門の乱と藤原純友の乱、10世紀前半)に際しては、九州に五つの八幡神を勧請した九州五所別宮の元宮の一つとなる。
主祭神は、一之御殿が八幡大神(はちまんおおかみ。誉田別尊、二之御殿が比売大神(ひめのおおかみ。宗像三女神(多紀理毘売命、多岐都比売命、市寸島比売命)、三之御殿が息長足姫命。
参拝方法は出雲大社、彌彦神社などと同様、通常とは違う二拝四拍手一拝を作法としている。また、邪馬台国の所在地の候補の一つとしても知られている。
明治4年(1871年)に神宮号宣下があり現社名に改称した。
八幡造で、第一殿から第三殿に至る3棟の本殿と、鎌倉時代、承元3年(1209年)銘がある孔雀文磬(くじゃくもんけい)が国宝に指定されている。
また、国宝に指定されている「孔雀文磬(弥勒寺金堂承元三秊八月五日奉鋳法印祐清在銘)」の管理団体でもある。「宇佐神宮社叢」として、国の天然記念物に指定されている。
平安時代まで、天皇の代替わりなど重要時には宇佐使(うさづかい)という勅使が朝廷から派遣されていた。
その後途絶えたが、明治以降に復活し、大正時代から皇室から侍従職あるいは掌典職などの勅使が10年おきに派遣される勅祭(臨時奉幣祭)となって現在も続いている。
臼田甚五郎監修『日本神社一00選』に「日本神社100選」として、また、な進藤彦興『詩でたどる日本神社百選』に掲載されている。
なお、海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」の艦内神社に分祀しているという。
平成27年(2015年)4月ごろ、奈良・京都などを中心に国宝・世界遺産含む寺社に油のようなものがまかれていた被害が相次いだ事件で、被害に遭った一社。
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