邪馬台国―入墨とポンチョと卑弥呼 (1977年) (中公新書)
・刊行:大林太良
・著者:1977/4
・出版:中央公論社

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大林氏は邪馬台国論争において、邪馬台国の位置を「九州の福岡県北九州沿岸」に、卑弥呼を「シャーマン」に比定しているとされる。

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民俗学的考察の大変興味深い研究。魏志倭人伝に描かれている習俗のほとんどが南方系であり、南九州に相当後世まで色濃く残っていたもの、ということで、やはり中国南方・東南アジアから沖縄を経て、南九州に上陸して、日本の西日本一帯に広まり定着した習俗が思っていた以上にあること、つまり、半島との交流がかなり大きく取り上げられがちだが、ベースとしてはそうした南方系要素がかなり強かったことなどを示唆していると言える。