野中古墳と「倭の五王」の時代 (大阪大学総合学術博物館叢書)
・刊行:2014/2/1
・著者:高橋照彦、中久保辰夫
・出版:大阪大学出版会

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古市古墳群の実像に迫る!! 大阪の河内周辺は多くの古墳があり、調査が進められていた。そのうち古市古墳群に属する野中古墳(大阪府・藤井寺市)は、出土資料が質・量ともに充実した遺跡である。

野中古墳出土資料のうち11領の鉄製甲冑は、1古墳からの出土数としては日本でも傑出しており、襟付短甲と呼ばれる王権を代表する象徴的な甲冑も含む。 1964年の発掘以来、多くの甲冑類が未公開であったが、このたび修復作業が完了して展示・公開したものをまとめた一冊。

野中古墳とは、国の「世界遺産暫定リスト」に記載された古市古墳群のなかでも、出土資料が質・量ともにもっとも充実した古墳です。

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